《六代目山口組系組員・銃撃事件》発生から5年経て、初公判 山健組組長「私は犯人ではない」全面否認 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

《六代目山口組系組員・銃撃事件》発生から5年経て、初公判 山健組組長「私は犯人ではない」全面否認

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 特定抗争指定暴力団「六代目山口組」の中核組織「弘道会」の神戸市内にある施設前で2019年、弘道会系組員が銃撃された事件で、殺人未遂と銃刀法違反の罪に問われた「山健組」組長・中田浩司被告(65)の裁判員裁判が8日、神戸地裁で始まった。

初公判開廷前の神戸地裁・法廷〈2024年10月8日 午前 ※代表撮影〉

 中田被告は「全て間違っている。私は犯人ではない」と起訴内容を全面的に否認した。争点は犯人性の有無。判決は10月31日。

 山健組は、2015年8月の山口組分裂で結成された特定抗争指定暴力団「神戸山口組」の中核団体だったが、のちに組長ら一部が六代目山口組に復帰した経緯がある。

神戸地裁は傍聴希望者について厳重なセキュリティチェックを行った

 検察側は、犯行後バイクで逃走する姿を映した防犯カメラの映像などから、中田被告を実行役として特定した。

 また、中田被告が自動装填式拳銃(トカレフ)から発射したとされる弾丸と弾痕が一致し、犯行現場に薬きょうが6個あったことなど、暴力団特有の抗争事件という構図のもと、総合的な観点で判断したと述べた。

 一方弁護側は、間接的な証拠の積み上げに過ぎず、中田被告を犯人とする直接証拠はないと主張。「犯人は本当に中田被告なのか、なぜそこまで言い切れるのか」と反論した。

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