「知ってる」「見たことがある」という作品や、時代を感じさせない作品も多い。
会場で流れる晩年のインタビュー音声からは、石岡自身が、今、ここにいるかのような臨場感を感じることができる。没後10年を経て、再び注目を集める石岡瑛子。会場の入口にはこのように記されている。「これは“回顧展”ではありません。石岡瑛子はここにいます。」そして最後は石岡の言葉。「最後の瞬間まで表現していたい。」
石岡瑛子は確かにここにいる。
■「石岡瑛子 I(アイ)デザイン」
会場 兵庫県立美術館(神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 HAT神戸内)
会期 2024年9月28日(土)~12月1日(日)
休館日 月曜日と10月15日(火)、11月5日(火)
※10月14日(月・祝)と11月4日(月・振休)は開館
開館時間 10:00~18:00