不動産エージェントが明かす 神戸で活況なのは市街地・三宮ではなく西側の「再開発エリア」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

不動産エージェントが明かす 神戸で活況なのは市街地・三宮ではなく西側の「再開発エリア」

LINEで送る

この記事の写真を見る(1枚)

 関西エリアに精通する不動産エージェントが、最近の大阪と神戸の不動産に関する実情を語りました。

 3年前、26歳のときに不動産業界に入ったという、向山貴弥(むこやま・たかや)さん。当時、入社したところは「社員のつもりが完全フルコミッション(完全歩合制)」の営業職で、しかも「右も左もわからない」状況だったそう。それでも、「見よう見まねで周りの人から学んで」「死ぬ気で働いて」仕事の流れをつかみ、顧客の信頼を勝ち取って成果を出していくと、関西エリアの不動産情報を熟知する存在に。その幅広い知識と不動産DXをいかして、いまでは個人不動産エージェントとして活動。不動産仲介関連サービスを展開する「株式会社TERASS」(東京都港区)と契約し、関西エリアを担当しています。

 その向山さんがみる関西の不動産の状況について、市街地の梅田などで大規模な再開発が続いている大阪は、最近「あがりすぎている」ほど人気だといいます。「郊外は落ち着いてきましたが、市内はほぼ上がっていて、下がっているところがない」。来年に大阪・関西万博を控えるなにわのまちは、場所によれば以前の1.5~2倍は上昇しているそうで、その理由としては、首都圏の人々の関心を挙げました。

「東京に比べて、大阪は売買の価格がまだ低い。東京は上がりすぎているので。そのグロスの差が大きい」「(戸建て、マンションの種別は)関係ない。マンション、土地、もちろん収益、ビルとかもそう。かなりの金額がとびかっている」(向山さん)

 一方、神戸については、2020年7月からスタートした、都市部の特別用途地区(都心機能誘導地区)指定の影響が大きいようです。

「神戸に関しては、2020年タワーマンションの規制がかかって、これ以上はタワマンを抑制しましょうとなっているので。神戸市としては、基本、三宮とかは働く場所という政策。『住む場所は(都市部の)両サイドにいってください』みたいな」(向山さん)

 それゆえに、いま、神戸で脚光を浴びているのが、再整備が進む西部地区。特に「西神中央や、次の再開発エリアになっている垂水は、いま、(不動産の取引価格は)すごい金額になっている」と、神戸市営地下鉄の発着駅にもなっている西神中央と、現在再開発が行われている垂水の盛り上がりに、向山さんは着目していました。

 なお、今月発表された居住満足度調査「いい部屋ネット 住み続けたい街ランキング2024<兵庫県版>」(☆)では、『住み続けたい街(駅)』部門において西神中央駅が3位にランクイン。また、『住み続けたい街(自治体)』部門で神戸市垂水区がトップ10(9位)に入るなど、早速、人気の高さを示していました。

(☆)大東建託「街の幸福度&住み続けたい街ランキング2024<兵庫県版>」より

※ラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』2024年10月21日放送回より

向山貴弥さん(中央)と、ラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』パーソナリティーの田中大貴さん(左)・林歳彦さん(右)
LINEで送る

としちゃん・大貴の ええやんカー!やってみよう!! | ラジオ関西 | 2024/10/21/月 19:30-20:00

放送後1週間聴取可能、エリア内無料 radikoプレミアム会員はエリア外聴取可

関連記事