辰馬本家酒造・醸造部の阿部大輔さんは、酒林を作って今年で17年目。「毎年こうしてふんわりした感じで丸い形に刈り上げるのが難しい。葉っぱを均等に刺して、丸く見せるのだが、これが一番難しい」と話す。
そして、「毎年、本格的な酒造りが始まるこの季節は、身が引き締まる。年によって味に微妙な変5化はあるが、味がばらつかず、一定にするのが難しい。当たり前のことを当たり前にする、そこをあきらめてはいけない。美味しいお酒を提供するのは、酒造りに携わる者すべての願い。すっきりとしていて旨味のある白鹿のお酒を味わっていただきたい」と抱負を語った。