30回目の神戸ルミナリエ 「光の装飾」規模拡大へ 11月1日から有料エリアの前売り券販売 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

30回目の神戸ルミナリエ 「光の装飾」規模拡大へ 11月1日から有料エリアの前売り券販売

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 阪神・淡路大震災の追悼と復興の願いを込めたイルミネーション行事「第30回神戸ルミナリエ」(2025年1月24日[金]~2月2日[日]開催予定)の有料エリアのチケットが11月1日(金)から販売される。来年は震災から30年の節目で、東遊園地(神戸市中央区)などの「光の装飾」の規模を拡大するほか、大丸神戸店(同区)で、過去のルミナリエの思い出写真やメッセージを紹介するパネル展も催す。

メリケンパーク会場の「フロントーネ・ガレリア」イメージ図 (c)Kobe Luminarie O.C.

 ルミナリエは震災が起きた1995年以来、毎年12月に行われてきたが、今年から開催を1月に変更。あわせて初めて有料ゾーンを設け、会場を3か所に分散、日時指定チケット制とした。神戸ルミナリエ実行委員会メンバーらでつくる検証委員会が後日行ったアンケートでは、1月開催、会場分散化、日時指定チケット制導入はいずれも好評で、来年も同方式の継続を決めた。なお今年、入場者が土日に集中したことを受け、来年は平日より割高の土日料金を新設する。

今年1月に開催されたルミナリエの様子

 2025年の作品テーマは「30年の光、永遠に輝く希望」。作者のダニエル・モンテベルデ氏は「この光は、未来へと続く希望の灯火として、これからも神戸の街を、そして訪れるすべての人々の心を照らし続ける」とのメッセージを寄せている。

 東遊園地の“光の壁掛け”装飾「スパッリエーラ」が今年のほぼ2倍にあたる幅78m(最高部の高さ22m)となるほか、メリケンパーク会場入り口の“玄関作品”「フロントーネ」も約10m延長、幅51mに拡大する。同会場の一部は、ゆっくりと鑑賞してもらう目的で有料エリアとなる。

 旧居留地会場にある三井住友銀行神戸本部ビル前広場では、三方を囲うように高さ7m、幅7.4~13.4mの光の「看板作品」を設置。旧居留地を中心に、高さ約3~8mの作品を各所にレイアウトする。

東遊園地の「スパッリエーラ」イメージ図(c)Kobe Luminarie O.C.

三井住友銀行神戸本部ビル前広場の「看板作品」イメージ図(c)Kobe Luminarie O.C.

 また大丸神戸店と連携し、過去のルミナリエでの思い出写真やメッセージを募集、店内に掲出するパネル展を開く。さらに、有料エリアへの来場者、募金した人に渡す「Thank youカード」を提示すると、周辺の店などでお得なサービスを受けることができる特典も企画。

 有料エリアの日時指定前売り券は、11月1日からローチケWebサイトなどで販売。平日500円、土日750円、16人以上に適用される団体券(平日400円、土日600円)もある。当日券は、平日1000円、土日1500円で、ルミナリエ期間中の各日午後3時からメリケンパーク会場で購入できる(前売り券の売れ行きによっては販売しない場合もある)。いずれも小学生以下は無料だが、子どもだけでの入場はできない。有料チケット購入についての問い合わせは神戸ルミナリエ運営事務局、電話078-391-6371(11月1日から開設)。

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