5年ぶり開催「大相撲姫路場所」満員御礼! 妙義龍も登場 阪神・淡路大震災30年を前に被災者招待も | ラジトピ ラジオ関西トピックス

5年ぶり開催「大相撲姫路場所」満員御礼! 妙義龍も登場 阪神・淡路大震災30年を前に被災者招待も

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 姫路場所に参加した、神戸市の脇の浜ふれあいのまちづくり協議会副委員長の原永浩美さんは「力士は宇良(東前頭五、関西学院大学出身)が好きで、今日、生で見ることができてますますファンになりました。また、他の地域からの参加者の方とも交流することができ、つながりが広がりました」と感想を語りました。

 また、阪神・淡路大震災による甚大な被害を受けた地域で、現在防災イベントへの出展などにも取り組んでいる、神戸市長田区日吉町5丁目自治会の会長・菅利秋さんは「普段はテレビでしか見る機会がなく、近くで見ると大迫力でした」と目を輝かせました。

 そして、「震災被災時には、地域住民同士のつながりや絆の大切さを実感しました。この絆をつないでいくことは、今後の防災にもつながると考えています」と話し、「私の地域では、地蔵盆や1.17慰霊祭などの行事を、この30年間欠かさず行っています。自治会の高齢化などの問題もある中、地蔵盆に参加した子どもが大人になったときに振り返って思い出してくれたり、今回のような企画からまた新しい絆が広がったりしていけば幸いです」と胸の内を明かしました。

 当日ボランティアとして従事した神戸大学国際人間科学部4年生の井上光起さんは、普段は震災の語り継ぎや、能登半島地震で被災した石川県輪島市でのがれき撤去などの活動を行っているといい、「今回は何か仕事をするというよりも、地域の皆さんと交流して絆をつくり、今後の防災イベントなどでの連携を高めるという気持ちで参加させていただきました」と先を見据えていました。

(取材・文=洲崎春花)

妙義龍も登場して賑わう会場ロビー 参加者同士の交流も生まれた
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