今秋からスタートしたAFCチャンピオンズエリート2024/25(ACLE)で、初のアジアクラブ王者を目指すヴィッセル神戸。5日の光州FC(韓国)とのホームゲームで2-0と勝利し、東地区リーグステージ前半の4試合を終えて、3勝1分け負けなし、勝点10で首位に浮上しました。この一戦で活躍した1人が、DF飯野七聖選手です。試合後、ラジオ関西『GOGO!ヴィッセル神戸』の取材に応じ、自身のプレーへの思いなどを語りました。
〇飯野七聖選手、ACLE光州FC戦後のコメント
――光州FC戦に臨むうえで、ACLEでの光州のこれまでの試合、川崎フロンターレ戦や横浜F・マリノス戦などを踏まえての対策は何かありましたか?
【飯野選手】 もちろんありました。すごくビルドアップがうまいチームで、つないでくるのはわかっていたので、それに対して自分たちが受けるのではなく、しっかり前から連動してプレスでハメていこうという準備はしていました。最初は(ボールを)持たれて「上手いなぁ」とは思いましたが、その上手いが「(ボールを)取れないな」ではなく、「連動すればいけそうだな」という感覚だったと思うので、徐々にプレスがハマって上手く試合をコントロールできたと思います。
――相手ボランチへのパスコースを締めるのも役割の1つでしたか?
【飯野選手】 そうですね、逆のウイングがしぼってコンパクトに守ろうというのはチームとしての狙いだったので、それもうまくハマりました。どの試合でも誰が出ても、一人ひとりの守備の連動というのは、今年のチームの強さの1つだと思います。今日のメンバーでも、一人ひとりがすごくハードワークして、一人ひとり守備範囲を広げてプレーし、(ボール奪取のために)ハメることができたので、すごくよかったと思います。
――最近リーグ戦から遠ざかっているものの、カップ戦やACLEでの出場では、前へのスプリント、ハイプレスに迫力を感じ、1試合に懸ける思いの強さが出ているように思われます。
【飯野選手】 もちろん(リーグ戦の出場機会に恵まれず)ずっと悔しい思いもしていますし、自分が出たときには自分ができることを全部出し切るつもりで、出た試合は取り組んでいます。試合に出られないからといって腐ったら終わりの世界ですし、このチームはそういう選手はいないと思いますし、僕自身ももっとやれると思いながら日々取り組んでいるので。悔しさをいい活力に変えて頑張っています。
※ラジオ関西『GOGO!ヴィッセル神戸』2024年11月11日放送回より