鍵管理システム売る神戸の企業 重要資産として“車”視野に 「ありそうでなかった」サービスとは? | ラジトピ ラジオ関西トピックス

鍵管理システム売る神戸の企業 重要資産として“車”視野に 「ありそうでなかった」サービスとは?

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 ICT・ロボット、健康・医療、空飛ぶクルマ・ドローンなど最先端の技術が集まる「国際フロンティア産業メッセ」。西日本最大級の産業総合展示会として、今年9月に神戸市内で開かれた。その中での「こうべしんきんビジネスメッセ2024」には様々な兵庫・神戸の企業が出展。

 今シリーズでは、メッセを通じて発信された各企業の独自技術やサービスを全22回にわたって紹介する。第18回は重要資産管理システムを扱う株式会社トータルリンク(神戸市須磨区)。

需要が高まりつつある重要資産管理システム(写真はイメージ)
需要が高まりつつある重要資産管理システム(写真はイメージ)

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「弊社の鍵管理システムは、誰がいつ、何を取り出したのかという履歴を残しつつ、さらに高機能のオプションが用意されているため、企業のセキュリティのポリシーに合わせて任意でいろんな機能を付与することができるっていうのが1つの大きな特徴になっています」と話すのは、代表取締役の岡井淳さん。

株式会社トータルリンク(神戸市須磨区)、代表取締役の岡井淳さん
株式会社トータルリンク(神戸市須磨区)、代表取締役の岡井淳さん

 ユーザー認証に関してはカードリーダー、PINコード、指紋認証といったパターンが用意されている。装置の中に保管するものは物理的な鍵はもちろん、ETCカードといったカード類を保管する専用のアイテムも提供。

 車の管理では予約機能があり、事前に予約をした人以外は取り出せないようにすることが可能なのだとか。「予約をしたが結局取りに来ない……というユーザーがいた場合は、一定時間が経過すると自動でキャンセルされ他の人が使えるよう設定することができます。そうすることで資産の有効活用かつ車の稼働率向上に繋がり、最終的には用意する車を1台減らせる。結果的にコストダウンに繋げるご提案ができるのです」と岡井さん。

 物理的なセキュリティのほかに管理システム自体にも外部からの不正アクセスの検証を行っている同社。「常に安心して使える」ということから、大規模な組織からも引き合いがあるのだそうだ。今の既存の設備をそのまま使えるというメリットがあり、倉庫や金庫など様々な場面で使えて汎用性が高いため「ありそうでなかった」という声を聞くことが多いという。

「鍵の管理の必要性は大規模な会社ほど重要。ビジネスメッセではさまざまな企業様から『是非ともまた話を詳しく聞きたい』ということでお声がけをいただきました」と岡井さんは笑顔を見せた。

※ラジオ関西『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2024年10月8日放送回より
※記事に記載の回数は放送順です。記事の公開は順番が前後する場合があります。

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