恐縮しきりの米舞の様子を見た團治郎さんは、「僕たちも同じことをしているので、気持ちはわかるんです」とフォロー。
そのうえで、「同世代のほかの後輩たちよりは覚えが悪いというのもあるので、もう落ち着いて、1つ1つこなしていきなさい」と声をかけ、優しい兄弟子ぶりを披露していました。
米舞の今後の課題について触れた團治郎さんですが、魅力についても言及。米舞には度胸があるそうで、「僕らは修行中にこんなに師匠方としゃべられへんかったし、その度胸は芸人にとってはすごい大事なんやろうなと思う」と話し、「あと、愛嬌と運の良さ(もある)」と付け加えました。
師匠・桂米團治はどんな存在かと尋ねたところ、2人はそれぞれこのように答えました。
「もちろん師匠であり、お父さんであり、1番厳しくて優しい人。厳しさはほんまに愛情ですし。で、同時に優しい存在であって、やっぱ超えていくのが難しい。超えられない人やなと思います」(米舞)
「太陽。明るい。大きいですし。かといって、僕たち弟子は闇も見れるわけですよ。ほかの人には見えない闇も見えるけど、でもずっとおっきく燃えつづけているというか、光りつづけている。いつかは(師匠を)超えたいと思いますね。いずれ、でしょうけど。それこそ米舞もそうですし、ほかの弟弟子も人を超える気持ちでいかないと絶対に上にはあがれないので、『超えるよ』という気持ちは必要やと思います。超えることはできないと思いますけど」(團治郎さん)
※ラジオ関西『Clip木曜日』より
◆『桂團治郎十五周年』
日時:12月13日(金)19:00開演(18:30開場)
会場:天満天神繁昌亭
出演:桂団治郎、桂すずめ、桂二豆
チケット:前売2500円、当日3000円※全席指定
問い合わせ:米朝事務所(06-6365-8281)※平日10時〜18時