震災後、神戸市民を励まし続けたゾウ「ズゼ」など紹介 王子動物園でリガ市との姉妹都市50周年特別展 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

震災後、神戸市民を励まし続けたゾウ「ズゼ」など紹介 王子動物園でリガ市との姉妹都市50周年特別展

LINEで送る

この記事の写真を見る(17枚)

ラトビアがソビエト連邦から独立後、神戸市がリガ市に贈った時計。文字盤に「KOBE」と記載されている。今年6月、姉妹都市の交流事業のため、神戸市の代表団がラトビアを訪れた際に撮影(神戸市市長室国際部国際課提供)
時計はリガ市内の公園に設置、今もリガ市民を見守り続けている(神戸市市長室国際部国際課提供)
時計の銘板。神戸市とリガ市の長く、深い友情が刻まれている(神戸市市長室国際部国際課提供)

 30年近くズゼを担当している石川康司飼育員によると、ズゼは優しく、マイペースな性格。頑固な一面もあるものの、石川飼育員とはスムーズに意思疎通できるという。ふだんは主食の牧草のほか、カボチャやリンゴ、にんじんなどを食べているが、薬を飲まなければならない時やトレーニングの際に与えられる白ごはんやあんこが好物。ズゼのことが大好きなマックからしつこく追いかけられ、困った様子を見せる時もあるが、基本的に2頭は好相性で、寄り添って穏やかな日々を過ごしているという。

 石川飼育員は「ズゼは母ゾウに育てられなかったために育児の仕方が分からず、母親としてはかわいそうだった」と回顧。「でもマックとはとても仲睦まじいので、その様子を多くの人に見に来てもらいたい。2頭とも健康で長生きしてほしい」と話した。

仲良く寄り添うズゼ(右)とマック(左)=神戸市立王子動物園提供

◆「『リガ・神戸』姉妹都市50周年特別展」
会場:神戸市立王子動物園 動物科学資料館 特別展示室(〒657-0838 神戸市灘区王子町3-1)
会期:2024年10月26日(土)~2025年3月31日(月) ※休園日である水曜と12月29~1月1日は休み。
時間:開園時間と同じ ※開園時間は時期によって異なる
入場料:無料 ※別途要入園料、高校生以上600円(神戸市在住・在学の高校生は無料)
問い合わせ:神戸市立王子動物園、電話078-861-5624

神戸市立王子動物園 公式HP

LINEで送る

関連記事