サッカー・J1で2連覇を達成したヴィッセル神戸の監督や選手らが、9日、神戸市役所を訪れ、久元喜造市長らに優勝を報告しました。
ヴィッセルは、8日の最終節で、湘南ベルマーレに3-0で勝ち、2季連続の優勝を飾るとともに、天皇杯との国内2冠を達成しました。一夜明けた9日、吉田孝行監督やDF山川哲史選手らが、優勝の報告のため、神戸市役所を訪れました。
吉田監督は、「Jリーグと天皇杯の2冠を達成することができました。ヴィッセルの歴史を見ても一番いい年だったと思います。これに満足せず、市民の皆さんに勇気を与える存在であり続けるために頑張っていきたいと思います」とコメント。
チームリーダーの1人で、クラブ育成組織出身の山川選手は、「ホーム(ゲーム)での大きな声援が力となり、最後まで足を止めることなく走り続けることができました。それが優勝という結果につながったと思います。ヴィッセルはいい時も苦しい時も(神戸)市民の皆さんに支えてもらって今があると思うので、感謝を忘れず恩返しできるよう、まだまだ成長し続けていきたい」と述べました。
久元市長は、「連覇、おめでとうございます。昨日の感動の瞬間に立ち会えて、元気と前に進む勇気をもらいました。来年は阪神・淡路大震災から30年。苦しい時も神戸市とともに歩んできたヴィッセル神戸が頂点に立つことは市民にとっても大きな喜びです。これからも一致団結してトモニ進んでまいりましょう」とお祝いの言葉を送りました。
チームからは、昨日の試合で使われたボールと、試合後選手たちも着用したJ1優勝&2冠記念Tシャツが贈られました。
なお、12月13日からの3日間、神戸ポートタワー、メリケンパークの神戸海洋博物館や「BE KOBE」モニュメント、明石海峡大橋、神戸市役所1号館頂上を、ヴィッセルのチームカラーであるクリムゾンレッドに近い赤色にライトアップ(錨山電飾はヴィッセル勝利の時と同じく青色に)。同期間には神戸ハーバーランドumieのモザイク大観覧車で「ヴィッセル神戸 天皇杯優勝・J1連覇おめでとう! いざアジアNo.1 へ」というメッセージも表示されるなど、市内はヴィッセルのJ1連覇&2冠達成のお祝いムードに包まれるとともに、アジアナンバー1に向けたエールも送られます。