後半は、期間限定公開のエリア。前期(2025年1月26日まで)ではコンピューターの歴史を紹介している。1970年ごろの巨大コンピューター「IBM System/360コンピュータ」や国鉄(現在のJR)が1960年に開発した、指定切符を迅速に発行するための画期的なシステム端末「MARS(マルス)」など、貴重な実物を間近で観察できる。後期(2月5日から最終日まで)は宇宙をテーマに、1971年、アポロ15号が月面で採取してきた「月の石」サンプルやアポロ乗組員が月面活動の際に着用した服のレプリカを公開。
渡部義弥学芸員は「1851年、英国で開催された初回以来、万博はその時代の最新の科学や人類が到達した一番良いものを紹介し、未来を作るきっかけや夢を生み出してきた。今展を楽しんだ上で、4月からの大阪・関西万博に興味と期待を持ってもらえたら」と話している。
◆企画展「万博で夢見たサイエンス展」
場所 大阪市立科学館展示場1階(〒530-0005 大阪市北区中之島4-2-1)
時間 9:30~17:00(展示場入場は16:30まで)
休館日 月曜(祝休日の場合は翌平日)、12月28日(土)~1月4日(土)、2月4日(火)
展示場観覧料(企画展は展示場観覧券で観覧可) 大人400円、高大生300円、中学生以下無料。
問い合わせ 同館06-6444-5656