【笛】少ない力で遠くまで助けを呼ぶことができる
地震の揺れで家具が倒れてきて身動きが取れなくなってしまった場合などに、大声で助けを呼び続けるのはかなり体力を消耗します。そんなとき、笛があればより少ない力で遠くまで助けを呼ぶことができます。
笛にはさまざまな種類がありますが、ダイソーの「エマージェンシーホイッスル」のような蓄光タイプのものであれば停電時にもすぐに見つけることができるので便利です。
いざというときにすぐに使えるように、笛は枕元など手の届くところに置いておくのがおすすめです。
【運動靴・スニーカー】ガラスの破片などから足元を守る
寝室に窓がある場合は、地震や台風などの災害時に窓ガラスが割れてしまう可能性があります。ガラスの破片が床に散らばっている状態で、真っ暗ななかを素足で歩くとケガをする恐れがあるので、足元にスニーカーや運動靴を置いておくと安心です。
地震の揺れで飛ばされたり、靴のなかに破片物などが入ってしまうのを防ぐために、袋に入れた状態でベッドの脚などに固定しておくと良いでしょう。
ほかにも、倒壊した家屋や散乱した家財から手を守るための「軍手」や、頭を守るための「ヘルメット」なども備えておくと役立ちます。
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電車に乗っているときや寝ているとき、料理をしているときなど、災害はいつ・どこで起こるのかわからないからこそ、さまざまな状況を想像して日頃から備えておくことが大切です。
取材・文=杉山早希(気象予報士・防災士/南気象予報士事務所)
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