神戸の魅力発信に尽力する山本さんが、今年9月、著書『夢を叶える!起業のノート ラフ描きで始まる、がんばりすぎないビジネスの作り方』(技術評論社)を出版。同書は、「夢を叶えたい」「起業したい」と思うすべての人に向けて、一歩踏み出すために必要なことを“ラフ描き”をポイントにアドバイスするビジネス書です。
自身がビジネスをはじめる際の最初のステップとして、自分を知るために“ラフ描き”をするのだそう。
「はじめはワクワクする少女の心というか、『こんなふうになったらワクワクする』というのを書いてから、それを数字に落とし込んで、現実に経営が回るのかなというのを考えていく。そこから、いろんな経営者の方にアドバイスをしていただきながらスタートしています」(山本さん)
自分を知るためには、“やりたいこと”を書き出してみるのが大切だそうで、著書に込めた思いについてこのように語りました。
「10個とか20個は書き出せるんですけど、30個目ぐらいから書けなくなってくる。でもそこから、本当にやりたいことが出てくるんです。私も頑張りすぎちゃうので、『もっとリラックスすれば、よりお客様の気持ちを考えられる』ということに気づいた。自分へのメッセージも込めてこの本を書きました」(山本さん)
頑張りすぎないためのラフ思考として最も重要なのは、「余裕を持つ心」とのこと。そして、「なんでも1人でやろうとしない」「モヤッとしたら自分を更新すること」を大切にしつつ、「『難しいってことは誰もやったことないことや。チャンス』みたいに考える。反対されると、『よし、これはチャンスだ』と思うようにしている」ことを明かしました。
そんな山本さんに、今後1番やってみたいことについて尋ねてみました。
「宝パールがパリコレクションに出たので、もっとパールを広めたい。それから、布引の滝など、神戸には異人館以外にもたくさんの文化遺産があるので、そういったところももっとプロデュースしていけたらいいなと思っています」(山本さん)
※ラジオ関西『Clip木曜日』より