神戸港に停泊していた帆船「日本丸」が、6日、シンガポールに向けて出航しました。出航の際には実習生らが甲板に並んで敬意を表す登舷礼を行い、見送りの人たちに応えました。
独立行政法人海技教育機構(JMETS)の帆船「日本丸」は船員を養成するための練習船で、現在は広島や三重などの商船高等専門学校の実習生93人が乗船実習を行っています。この日は雨となったため船内で出航式が行われ、小屋野晶船長は、「精神的にも技術的にも成長した姿で帰ってきます」と挨拶しました。
出航の際、実習生や乗組員は甲板に並んで「登舷礼」を行い、見送りの家族などからは「ごきげんよう」という声が送られました。
日本丸は 今月19日にシンガポールに到着し、2月8日には東京港に入港する予定で、実習生たちは、船舶の運航や保守管理技術の習得に努めるほか、長い航海を一丸となって乗り越える結束力を養います。