2024年に全国で起きた交通事故による死者数は前年比15人(0.6%)マイナスの2663人だったことが7日、警察庁のまとめでわかった。
2年ぶりの減少で、統計が残る1948(昭和23)年以降で3番目に少なかった。
65歳以上の高齢者は全体の56.8%を占め、同47人プラスの1513人だった。
都道府県別の死者数は、東京が146人で4年ぶりに全国最多。次いで愛知の141人、千葉の131人。
近畿では、大阪が127人(同21人マイナス)と全国で4番目に多かったが、2021年以来3年ぶりに全国ワーストを脱却した。
兵庫は109人(同6人プラス)で6番目。最少は島根の9人。
「第1次交通戦争」と呼ばれた1970(昭和45)年の1万6765人をピークに減少傾向が続き、2017(平成29)年から6年連続で過去最少を更新していたが、2023(令和5)年は8年ぶりに増加していた。