大阪・関西万博の開催に合わせて兵庫県で展開されている「ひょうごフィールドパビリオン」。兵庫県内各地でおこなわれている持続可能な取り組みを、地域の人たち自らが発信する取り組みで、このたび、神戸を中心に活躍するインスタグラマー・ウラリエが「こうべフィールドパビリオン」の公認レポーターに就任。『レトロを見つける兵庫津さんぽ』を体験レポートしました。
「こうべフィールドパビリオン」では、兵庫県そのもの(フィールド)を“パビリオン”に見立て、カラフルな神戸の魅力に触れることができるという取り組み。見学だけでなく、体験もできるプログラムが用意されています。
今回ウラリエが参加したのは、『レトロを見つける兵庫津さんぽ』です。地元を知り尽くした、江戸時代から続く兵庫商人「樽屋五兵衛」の12代目店主・高田誠司さんの案内で、お寺での座禅やカフェタイムを楽しみました。
兵庫津エリアは平清盛がつくった港。平安時代から栄えていたそうで、43もの神社やお寺があります。ウラリエは、「いつも過ごしている大好きなまちですが、こんなに神社やお寺があったことには驚き」と言葉を漏らし、自身にとって初となるお寺めぐりを満喫しました。
“柳原のえべっさん”としてお馴染みの柳原蛭子神社(やなぎわらひるこじんじゃ)では、宮司さんから直接神社や周辺の歴史を聞くことができるのもツアーの醍醐味。灯籠(とうろう)や手水鉢(ちょうずばち)などは、江戸時代のものだといいます。
さまざまな歴史に触れたウラリエは、「十日えびすには毎年お参りするけど、めちゃくちゃにぎやかで楽しい雰囲気とぜんぜん違う。改めてじっくり神社を見て回るのも楽しいと思いました」と感想を述べました。
柳原蛭子神社の向かいにある福海寺(ふくかいじ)では、15分間のプチ座禅が体験できます。住職が回ってきたときに手を合わせれば、警策(けいさく)で肩をたたいてもらえます。ほかにも、お寺の成り立ちとして、江戸時代から伝わる民話も聞かせていただきました。
ウラリエによると警策でたたかれた部分は「イタ気持ちいい」そうで、「短い時間ですが静寂のなかで精神を統一して、気分が晴れやかになった」と語りました。