「ほんまにこの機会を与えてくれた皆さんに感謝したい」と、関西弁で挨拶し、槙野さんやサポーターを驚かせたのは、ナイジェリア出身のリチャード選手。会見や記者陣との囲み取材でもユーモアを交えて話す様子も見られました。若き成長株はJ1連覇中のチームで研鑽を積みつつ、GKの先輩・新井章太選手のようなムードメーカーとしての期待も高まります。
2026シーズンからのトップ昇格内定が決まっている濱崎選手は、昨年からすでにトップデビューを果たした逸材。今年はまだ2種登録でのトップ帯同ですが「今年から貢献できるよう、3連覇に貢献できるよう頑張りたい」という野心あふれる生え抜きの高校生アタッカーは、見てほしいプレーとしてドリブルやゴール前での攻撃センスとコメント。
プレー強度を課題に挙げつつ、槙野さんからの「ちょっと怖いな、もうちょっとやさしくしてほしいなという先輩は?」と突っ込まれた際には、「……(酒井)高徳くんです……」と申し訳なさそうに話す姿が印象的でした。槙野さんからは「仲良くなるためには、コーヒーを飲んで、そこからスタートしてください!」と、酒井選手の趣味から近づくことがベターとのアドバイスを受けていました。
ただ、発表会後の囲み取材で、濱崎選手は、「酒井選手は自分に対してもすごくわかりやすく指導してくれたりアドバイスしてくれたりするので、それを吸収して活躍できるようになりたい」という話もしていました。「宮代選手が目標。練習から動き出しや質の良さを感じる」と、昨シーズン大活躍したFWに続きたい思いも明かした濱崎選手にも期待せずにはいられません。
※ラジオ関西『GOGO!ヴィッセル神戸』より