プロ野球・オリックスの宗佑磨選手が、13日に放送されたラジオ関西の番組にゲスト出演。オフの体調管理の話やプライベートだけでなく、ヘアバンド着用の理由、ファンへの思いなどを明かしました。
昨年12月に収録された番組ですが、そのときには次のシーズンに向けて自主トレを始めていたという宗選手は、出演時にはすでに身体が絞れた状態で登場。
オフシーズンのアスリートはどうしても体重が増えがちですが、オリックスの背番号6は、トレーニングだけでなく、食べ物など私生活にもかなり気を配っているそう。「油ものなど食べないようにしていますし、ラーメンとかもほとんどとらない。ラーメン、めっちゃ好きなんですが……行ってないですね」「(外食では)頼むものをちょっと変えるとか、から揚げとかそういうのは食べないとか、なるべく脂質が少ないものを注文するとか。ちょっとしたことでいいと思うんですよね、継続が大事なので」とコメント。「僕も28歳になったので、そろそろ注意しないと。ここからめっちゃ影響してくるはずなので」と、年齢を重ねるごとに食事面など体調への意識が高まっているといいます。
一方、番組パーソナリティーの1人で、オリックス戦の実況などを担当する田中大貴さん(フリーアナウンサー)から、プライベートでの趣味について聞かれた際は、「僕は一切、家から出ません!」と、出不精を告白。オンとオフのスイッチをしっかり切り替えるタイプのようで、相手からLINEなどで連絡が届いても、「基本的に(返信の)連絡はめちゃくちゃ遅い」そう。レスポンスの遅さについて、「嫌われるんだろうなと思ってます。僕、人としてダメなんだろうな……と」「相手にはマジで迷惑をかけていると思います」と、自らを責めるようすも。
その真意については、「自分よがりになっちゃいますが、こっちの気持ちに余裕があるときじゃないと、シーズン中とかだったら、なおのこと返せなくなってしまって……。いろんなことを考えちゃうので、こっちの心の余裕ができたときに返すという感じ」と、メンタルのバランスを整えることに集中しているのが一因に。プロアスリートの繊細な一面をのぞかせました。
話題は変わって、宗選手の最近のトレードマークとなっている、幅広のヘアバンドについて。オリックスでは福田周平選手や渡部遼人選手、昨年で現役を引退した小田裕也氏(現、オリックス育成コーチ)ら、多くの選手らにも広がっていますが、新シーズンも「当たり前にしますね。デフォ(デフォルト)になっちゃいました」と、宗選手は継続を宣言。「あれ(ヘアバンド)がないと、パンツ一丁で歩いているみたいな感じで、ちょっと恥ずかしい」と、もはやプレーに欠かせないアイテムになっているそう。
当初からネット通販などで自ら調達していたそうで、今はそれだけでなく、自身が使っている用具メーカーのものや、ファンからプレゼントされたものも、練習や試合で順次着用しているという宗選手。「普通にひとまわり帽子が大きなサイズになるが、(ヘアバンドをすると帽子が)取れづらいし、汗をかくとおでこにニキビが摩擦でできるのが、(汗を止めることができ)あれをしてからちょっと減った気がします」など、ヘアバンド着用の実用性も強調。ただし、「そう言いつつ、シンプルに、かっこいいのでつけているんですが」と、宗選手は照れながら述べていました。
放送の1月13日から、20日と経たないうちに、2月に入り、プロ野球はキャンプに突入し、いよいよ球春到来となります。「心の余裕があるのは11月くらいまで。12月とかになると、次の月が1月で、(その次の2月には)もうキャンプとなってくるので、ちょっとずつ(意識する)。休めるときって、少ない」と、プロ野球選手の実情を明かす、宗選手。
「ユニフォームを着るだけで、次の日に筋肉痛になったりするもの。いつもと練習内容が変わらないのに、気持ちの問題で、身体が余計に張ったりとかする」、キャンプインしたときの緊張の面持ちも明かしていました。
最後に、番組パーソナリティーの1人、林歳彦氏からは、「たとえば、ファンの方にこんな声をかけてもらったらうれしいなとかはありますか?」という質問も寄せられましたが、これに対して宗選手は、「シンプルに『いつも応援してんでー!』とか言われたら、『ありがとうございます!』となります」と、ファンの後押しが大きな力になっているよう。さらに、オリックスのファンについては「あったかいですね、距離が近い気がします」と、オンエアを通じて感謝の思いを述べていました。
※ラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』2025年1月13日放送回より