INAC神戸レオネッサは27日、韓国女子代表MFイ・スビン選手(30)が古巣の華川KSPO WFC(韓国)へ移籍することが決まったと発表しました。
2024-25シーズンの新戦力として期待されたイ選手。昨年10月には韓国女子代表に初選出されましたが、チームではWEリーグ2試合、WEリーグクラシエカップ2試合の出場にとどまるなど、ここまで出場機会に恵まれず。このたび、2015年から昨夏までプレーしていた古巣に戻ることになりました。
イ選手はクラブを通じてコメントを発表。「シーズン中に突然チームを離れることになり申し訳ありません。短い時間でしたが、INAC神戸の一員としてプレーすることができて感謝しています。いつもよくしてくださったスタッフ、スタジアムで応援してくださったファンの皆さん、ありがとうございます! これからもINAC神戸をたくさん応援してください。今シーズン最後の、残りの優勝カップのために、私も遠くから応援します。VAMOS! INAC KOBE」と、メッセージを残しています。
元なでしこジャパン(日本女子代表)の川上直子氏は、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組のなかで、今回のイ選手の移籍について触れ、「今シーズン、INACが縦に速いサッカーをしているなか、もっとつなぐチームのほうが彼女のよさが出るというところでは、彼女の成長を考えたときにはいい判断かもしれない」と述べていました。
なお、WEリーグ前半戦終了後のINAC神戸は、今後が期待される若手を続々と補強。かつてアカデミーでプレーしていたなでしこリーグ・スペランツァ大阪DF小峠明日香選手(21)を完全移籍で獲得したほか、なでしこリーグの福岡J・アンクラスへ育成型期限付き移籍していたDF足立寧々選手(20)がチームに復帰。さらに、INAC神戸レオンチーナMF寺田心春選手(18)のトップ昇格と、大商学園高校(大阪)DF太田美月選手(18)の加入内定も発表しています。