タレントでドラァグクイーンのサマンサ・アナンサが、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組で、数日間のうちに何本ものラジオ出演が続いたときのことを振り返った。
何本ものラジオ出演が重なったのは、1月前半のとある週のこと。金曜日のレギュラー生放送のあと、スタジオを飛び出して別のラジオ局で代役を務めたサマンサ。翌日土曜日にもレギュラー生放送があり、さらに収録番組もあったのだとか。結果的に、数日間のうちに関西のラジオ局4局を回ることとなった。
「これだけ(出演が)続くと、話す内容がなくなっていく」と本音をこぼしたサマンサ。確かに、1週間や数日のうちにオープニングトークなどで盛り上がるような出来事はそうそう起こらない。
番組パートナーのインスタグラマー・ウラリエからの「別の局で話したから、この話をするのはやめておこうとなるのか?」という質問に、サマンサは「ある」と即答。
「この局ではこの話」「この人とはこの話」など、サマンサなりに考えながら話しているそうで、「むしろ分けないとだめ」という言葉からは高いプロ意識が垣間見えた。
「『またこの話してる』と思われたくないし、そんなことをしていたら掲示板などに書かれてしまう」とも話したサマンサ。ウラリエから「そんなの見ちゃダメ」といわれると、「『こんなこと書かれているよ』と教えてくれる人がいるんだけど、教えてくれなくてもいい」と胸中を明かした。
ちなみに、ラジオ番組にはドラァグクイーンとしての正装姿で訪れることもあるサマンサ。フルメイクでは装備品も多く、なかでも大きなまつ毛がつらいそうで、「まつ毛が邪魔で原稿が見えない」という裏話も飛び出した。
そんな大忙しの日々を過ごしていた1週間の間、サマンサの眠りは浅くずっと夢を見ていたのだそう。なかでも印象的だったのが、「カフを下げようとしても下がらない」という夢。
カフとは、話し手が自らマイクのオン・オフを操作する放送機器のこと。要するに、「話し終えようとしても終われない、つまり、話し続けなければならない」という夢。誰もが経験するであろう、無限ループする嫌な夢を連日見ていたということだ。
そして話は、ラジオ関西のカフに関する話題へと展開。同局のオンエアスタジオにあるカフは大きく、かなりしっかりとした年代物(貴重なもの)。ウラリエからは、「ホテルの金庫やレジみたい」とのコメントも飛び出した。