なぜ!? ビールメーカーが『飲みづらいグラス』を開発 入手困難な人気ぶりの秘密に迫る | ラジトピ ラジオ関西トピックス

なぜ!? ビールメーカーが『飲みづらいグラス』を開発 入手困難な人気ぶりの秘密に迫る

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――売り上げは?

【河津さん】 もともとの目的が「適正飲酒を楽しく知ってもらうきっかけに」だったこともあり、昨年の7月に10個限定の抽選販売という形で発売しました。

社内では「100件ぐらい応募が来てくれたらうれしいね」なんて話していたのですが、ふたを開けてみると2700件以上ものご応募が。その後の再販も即完売で、私たちとしても予想だにしなかった反響をいただきました。

――お客さんの反応は?

【河津さん】 最初の抽選販売の際に理由もあわせて応募いただいたのですが、「自分の意思では量を減らせないのでぜひ使ってみたい」「いつも飲みすぎる夫にプレゼントしたい」など、皆さん切実な思いで求めてくださっているのが印象的でした。

実際に使ってくださった方からは、「思っていたよりもちゃんと飲みづらい(笑)」という声をいただくことが多く、当初の狙いどおり、飲みづらさを楽しんでいただけているようで大変うれしく思っております。

――今後の展開は?

【河津さん】 うれしいことに、次の展開を考える余裕もないほどに反響をいただいているというのが本音です……(笑)。現在は予約販売とさせていただいているのですが、1000人近くの方にお待ちいただいている状況です。

じつは、形にこだわりすぎたために、職人さんの手作業でしか作ることができないんです。まずは生産数を伸ばし、お待ちいただいている皆さまに少しでも早くお届けしたいと思っております。

製造の様子(提供:ヤッホーブルーイング)

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 “飲みづらさ”を追求するという、お酒メーカーとしては逆張りの発想から生まれた「ゆっくりビアグラス」。「飲みすぎ」でお悩みのお酒愛好家の皆さんはチェックしてみてはいかがでしょうか。

※ラジオ関西『Clip』2025年1月30日放送回より

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