どれだけ知ってる?「停電発生時にやるべきこと」 コンセントからプラグ抜く…意外と知らない人も | ラジトピ ラジオ関西トピックス

どれだけ知ってる?「停電発生時にやるべきこと」 コンセントからプラグ抜く…意外と知らない人も

LINEで送る

この記事の写真を見る(4枚)

 今年1月17日で、1995年に発生した阪神・淡路大震災から30年が経ちました。中部電力ミライズ株式会社はこのたび、全国47都道府県の男女1000名を対象に、“防災”に関する調査を実施しました。

 フリーアナウンサーの清水健と落語家の桂米舞(かつら・まいまい)がパーソナリティーをつとめるラジオ番組で、この調査結果を紹介しました。

 地震などが引き金となり、その次に発生する“二次災害”。「実際に経験したことのある二次災害」について調べたところ、およそ2.5人に1人(41.0パーセント)が停電を経験したという結果に。停電が身近な二次災害のひとつであることが伺えます。

 停電を経験した人のうち「5時間以上の停電」を経験した人は42.4パーセントにも上り、停電経験者の4割以上が生活に大きな支障が出るような停電を経験していることがわかりました。

 停電時に困ったことについての調査もあり、「冬場は暖をとれない」「夏場は冷房や冷蔵庫が機能しない」「マンションのオートロックが開かない」「高層階でエレベーターが使えない」「IHコンロの調理ができない」「電気を使うトイレが流せない」など、さまざまな意見がみられました。

 停電時には、その後の被害や復旧の遅れを防ぐために適切な対応をすることが大切です。「停電が起きたらやるべきこと」についての調査において最も認知度が高かったのは、「避難時はブレーカーを落とす(54.9パーセント)」でした。

「停電が起きたらやるべきことの認知度」アンケート結果
「停電が起きたらやるべきことの認知度」アンケート結果

 ブレーカーを落としたほうがいいのは、停電が復旧して通電した際に火災につながる恐れがあることや、家電などの機械の故障、感電の危険性があるためです。故障や感電を防ぐためには、「コンセントから電源プラグを抜く」ことも必要だといいます。

 停電は、地震だけでなく台風や雷などが原因で起こることもあります。清水はブレーカーを落とす必要があることを知らなかったそうで、「ブレーカーの落とし方など、この機会に確認を」と自戒を込めて呼びかけました。

 調査では、「準備していて良かった防災用品」についてのランキングもあり、1位「ヘッドライト・懐中電灯」、2位「保存食」、3位「マスク」という結果になりました。

 このランキング結果を見た米舞は、「枕元に懐中電灯を置いています」としっかり備えていることをアピール。一方の清水は、「家のやつ(保存食)の賞味期限まだいけるかな……」とポツリ。備えはしているものの、見直しが十分ではない様子でした。

 また、実際に災害を経験したことで「準備していて良かったと思った防災用品」は、1位「保存食」、2位「ヘッドライト・懐中電灯」、3位「現金」という結果に。キャッシュレス化が進む時代ですが、防災対策として現金はいくらか持っておくことがおすすめだそうです。

準備していて良かった防災用品ランキング発表!
「準備している防災用品」「準備していて良かった防災用品」アンケート結果

「防災カバンを用意してある」と話す米舞は、ほかに、常備薬やモバイルバッテリー、防災ラジオを入れているとのことで、しっかりと備えているようです。

LINEで送る

関連記事