容姿や中身のかっこよさを表す「イケメン」という言葉。「イケてるメンズ」の略語で、1990年ごろから浸透しはじめ、いまでは若者以外にも意味が通じる言葉として知られる。
![「イケメン」に代わる新語が登場!](https://jocr.jp/raditopi/wp-content/uploads/2025/02/30820657_s.jpg)
そんななか、2025年の『JC・JKトレンド予測ランキング』では、「イケメン」の代わりともいえる2つの言葉がランクイン。関西を中心に活躍するフリーアナウンサーの清水健と、落語家の桂米舞(かつら・まいまい)がパーソナリティーを務めるラジオ番組で、その由来などについて解説した。
その2語とは「傾国顔」と「建国顔」。
「傾国顔」の“傾国”は、(ある女性の)あまりの美しさに一国の君主が惑わされ、執心して政をおろそかにした結果国が傾いてしまったという故事から、群を抜いて際立った美のことをいう(歌舞伎や文楽では「傾城」とも)。「傾国顔」はそれほどまでに美しい顔をあらわし、おもに、はかなげで繊細な美しさや上品な色気がただよう顔立ちを指すのだそう。
もともと、K-POPアイドルや俳優のルックスを表現するトレンドワードとして話題となった「傾国顔」。現在、女子高生の間では「イケメン」の代わりに「傾国顔」と表現されるのだという。
米舞はこの言葉を知っていたそうで、「(イケメンすぎて)国傾くやん!」と使われることもあると説明した。
清水は、大きなジェネレーションギャップを感じたようで驚きを隠せない様子。「いまは『塩顔』の代わりに使われているのかなあ」と想像をふくらませた。
一方の「建国顔」は、男らしく力強い顔立ちを表現する際に使われる言葉で、「建国が叶ってしまうほどの存在感を誇る顔立ち」という意味から誕生した。
米舞は、「ムキムキの(建国顔寄りの)人でも、繊細さを感じると傾国顔かも」と持論を展開。「顔の良さだけではない気がする!」と清水に熱弁した。
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清水の「僕はどっち?」という問いかけに、米舞が頭を悩ませるシーンもみられた。米舞が「傾国顔じゃないですか? かわいらしい雰囲気ですし」と分析すると、清水は「めっちゃうれしい」と声を弾ませた。
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※ラジオ関西「木曜Clip」2025年1月30日放送より