あるとき気づいたんです、うちの近くの駐車場のアスファルトがモコモコとだんだん盛り上がってきていることに。
はじめはひび割れていた上の部分は次第に完全に割れてきまして、「下からなにかが成長してきてアスファルトを持ち上げてるんちゃうか?」と思うようになってきました。
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その様子を見て思い出しました。一時期すごく話題になった、アスファルトを押しのけて力強く育ち、ニョッキリ顔を出した「ど根性大根」のことを。
「もしかして、ど根性大根が生えてきてるのとちゃうのん!?」
「いやいや、このアスファルトの盛り上がり方を見てたら、ほかのど根性“野菜”かも!? ど根性“タケノコ”とかちゃうか!?」
そんなふうにワクワクと見守っていたある日のこと……。
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その場所を工事しようと人が集まっており、どうやら掘り起こそうとしてはったんで、この盛り上がりが一体なんなのか尋ねてみました。
業者スタッフさんは、「いろいろと考えられるのですが、1つは、アスファルトの下に隙間ができて、車止めポールからか奥の土のところからか、どこからか雨水などが侵入して溜まるケース。夏の暑いときにアスファルトが熱くなり、中の水が水蒸気となって膨張したことでアスファルトを持ち上げてもうたりもすることがあります」と説明してくださいました。
さらに、もう別のケースについてはこのように解説します。
「夏なんかは、アスファルトが熱くなりすぎてやわらかくなってしまうこともあって。駐車場に入ってきたのがトラックやったりすると相当重いですから、それがバックで駐車されるとアスファルトが後ろ側に押されて盛り上がってしまうこともあるんです。そのときにできたひび割れから雨水などが入ってコブがさらに盛り上がってくることもあるので、成長しているように見えたんでしょうね。だから、下からど根性大根が伸びてきたんとちゃいますよ(笑)」
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