安全第一+おしゃれなクレーン車が大阪でデビューした!
世界的デザイナー、コシノジュンコさんが意匠を手掛けたクレーン車がこのほど「おおきにアリーナ舞洲」(大阪市此花区)で一般公開された。クレーン会社「ハマテック」(大阪府大東市)が制作を依頼したもので、コシノさんがクレーン車をデザインしたのは今回が初めてという。一般公開とともに乗車体験、コシノさんのサプライズ登場もあり、集まった多くの人たちから歓声が上がった。
クレーン車は、ビビッドな緑色の車体に白とチャコールグレーのラインが入ったデザイン。「安全第一」という同社の濱中朋弘社長の思いを受け、コシノさんはボディーに鮮やかなグリーンを施した。遠くから見ても目立ち、おしゃれで印象的なロゴがあしらわれている。

公開と乗車体験は、同社がスポンサーを務めるプロバスケットボールチーム「大阪エヴェッサ」の協賛試合に合わせ、アリーナ前で実施された。乗車体験は毎年恒例とのことで、当日は開始の午前10時前から順番を待つ列ができた。参加者は地上約2メートルの運転席に上り、ハンドルを回したりレバーやボタンに触れたりするなどして、クレーン操作の疑似体験を楽しんだ。

「コシノジュンコさんがデザインしたの?」「こんな機会なかなかない」と好評で、安全に上り下りできる足場が組まれていたことから、小さな子どもも多数体験。「さわるの緊張する……」と話す子もいた。約5時間でおよそ150人がクレーン運転手の気分を味わった。


途中、コシノさんがサプライズ登場すると、驚きの声が上がった。コシノさんは「クレーン体験をした子どもたちが将来、建設業に興味を持ってくれるようになったらうれしい」と話した。




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