自身の血液を自発的かつ無償で提供する献血は、「命をつなぐボランティア」とも呼ばれる重要な取り組みです。 「はたちの献血」など若者への啓発キャンペーンを積極的に行う日本赤十字社によると、輸血に使用する血液は現段階では人工的に造ることも長期保存することもできないといい、一人一人の協力が何よりも大切なのだそう。しかし、特に若い世代の中には「聞いたことはあるけれど実態はよくわからない」という人も多いのではないでしょうか?
今回は10代・20代の若者を中心に番組リスナーから寄せられた献血に関する素朴な疑問や悩みについて、兵庫県赤十字血液センターの池田さんが回答しました。

【私は、良いことがあったときに献血に行くことにしています。昔、入手困難なコンサートのチケットが当選して何かこのお礼にできることはないかなと考えていたとき、ちょうど献血の協力の呼びかけ見掛けたことがきっかけです。いいことのお裾分けができた気分で、私でも気軽に社会貢献できるんだと嬉しくなりました。これからも、いいことがあった時は献血に行こうと思います】(20代・女性)
パーソナリティーをつとめる、はるかぜに告ぐ・とんずは「これめっちゃええやん」とコメント。いいことがあったときに献血に参加すれば、社会に貢献にもなり素敵な気持ちになれるかもしれません。
【献血はどこでできますか?】
池田さんによると、兵庫県内には6つの献血ルームがあるそう。近くに献血ルームがない場合でも、県内を巡回する献血バスが運行中しており兵庫県赤十字血液センターのホームページから巡行予定を確認できるのだとか。近くにバスが訪れるタイミングで、近場で献血に参加できるとのことです。

【献血に行くときや、その前の日に気を付けることはありますか?】
献血の後の気分不良を防ぐために、「前日はよく睡眠をとること」「当日はしっかり食事を摂ること」が重要だと池田さん。事前予約をしてから献血に行くことで、キャラクターグッズなどが貰えるポイントが貯まることもあるそうです。兵庫県内の献血ルームでは、当日の3時間前まで予約ができるため、是非予約をして欲しいとのことでした。

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病気やけがなどで輸血を必要としている患者の生命を救うため、日本赤十字社では健康状態や経験などの条件に応じて「16歳から69歳までの健康な人」に向け献血への協力を呼びかけています。池田さんは「冬場は寒さで体調を崩す人が増加し、献血ヘの参加者が特に減少する傾向にあります。私たちが献血の大切さと参加の意義をわかりやすくお伝えすることで、一人でも多くの方にご参加いただける社会づくりを目指しています」と語りました。
※ラジオ関西『Clip火曜日 知っとClipはたちの献血』2025年1月28日放送回より

