旅行の交通手段といえば、新幹線や飛行機、車、バスなどさまざまですが、フェリーに乗って、普段とは少し違う空間で、ゆっくりと船旅を楽しむのもいいものです。関西からも、神戸や大阪と、四国・九州とを結ぶ航路がズラリと並びます。そこで、今回は関西を発着するフェリーの魅力をシリーズでお届け。初回で紹介するのは、関西(大阪・神戸)と、九州の大分(大分・別府)や鹿児島(志布志)を結ぶ商船三井さんふらわあです。
「さんふらわあ」といえば、太陽のシンボルマークが特長のフェリー。株式会社フェリーさんふらわあと商船三井フェリー株式会社(首都圏~北海道航路)が合併し、2023年10月1日より今の株式会社商船三井さんふらわあが発足しましたが、同社の関西⇔九州航路は、『大阪~別府』『神戸~大分』『大阪~志布志(鹿児島)』の3ルートがあります。
そのなかでいま注目は、2023年から就航されている新造船フェリー「さんふらわあ くれない」と「さんふらわあ むらさき」が活躍する『大阪~別府』航路です。


「さんふらわあ くれない」と「さんふらわあ むらさき」の2隻(せき)は、日本で初めて液化天然ガス(LNG)を燃料として運航する長距離フェリー。環境への負荷をこれまでに比べて大幅に軽減しているだけでなく、最先端の技術やこだわりの設計により静粛性も向上し、より快適に過ごせる船内環境が整いました。
客室はまるでホテルのような作りで、シングルからスイートルームまで様々なタイプが揃い、予算や人数に合わせて選べます。愛犬やペットと旅行したい人には、ペットルームやドックランがあるのもうれしい要素。愛犬と一緒に過ごすことができる部屋も用意されています。
大浴場をはじめ、大分県の食材を使用した料理を堪能できるレストラン、ラウンジ、キッズコーナーなど、船内にはリラックスできる施設も充実。音楽の生演奏など、旅の思い出作りをサポートするエンターテインメントも見逃せません。誕生日前後に乗船すると、誕生日プレゼントとしてバースデーシールと、船内での夕食(ビュッフェ)もプレゼントされる特典も要チェックです。



