阪九フェリーは、関西と北九州を結ぶ便を毎日運航。夕方もしくは夜に出航して、朝到着するので、現地で一日たっぷりと時間を使うことができます。
また、比較的波が穏やかな瀬戸内海を通るので、個人差はありますが、長距離フェリーとしては船酔いがしにくいのもうれしいですね。車も一緒に乗船でき、身体にも環境にもやさしいのも好感ポイントの1つです。
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阪九フェリーが発着する北九州は、明治から昭和初期にかけて栄えた、古い建物や倉庫をリノベーションした「門司港レトロ地区」が有名。古き良き時代の雰囲気を楽しみながら散策ができ、多くの観光客でにぎわっています。
JR九州の「門司港駅」は駅舎として唯一、国の重要文化財に指定、駅周辺には、門司港名物「焼きカレー」のお店もあり、グルメも観光も満喫できる地区です。
門司港は、関門海峡を挟んで、本州側の下関(山口)とも隣接。九州と本州を結ぶ関門橋や関門トンネルは重要な交通ルートで、そのうち関門トンネルには人道があり、日本で唯一、海の下を歩いて渡ることができます。
さらに、北九州の中心地、小倉には、地元出身の小説家・松本清張さんの記念館「松本清張記念館」や、松本零士さん(『宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999』)ら地元ゆかりの漫画家の歴史をつづった「北九州市漫画ミュージアム」といった、観光の際にはぜひ訪れたい、注目の文芸施設もあります。
阪九フェリーの公式サイトにある“きまぐれふねこ旅ブログ”には、おすすめスポットがまとめられているので、旅の前にチェックするのがおすすめです。
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阪九フェリーは、ネット予約だと通常の20パーセント引きに。チケットレスで、窓口に立ちよらずそのまま乗船できます。運航スケジュール、運賃、予約方法など、乗船の詳細は阪九フェリーの公式サイトに掲載されています。
移動しながら食事やお風呂、景色など、さまざまな楽しみ方ができる、フェリーでの旅程。この機会に、非日常を感じられる船旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。
※ラジオ関西『Clip木曜日』2025年2月20日放送回より