近年では『気球の飛ぶまち』としても知られるようになった加西市。11月から5月がシーズンで、大空に浮かぶ気球は圧巻。「午後になると風が強くなるので朝の方が条件が良い。イベントも数多く行われていて、にぎわいを見せている」という。
加西市の魅力として、高橋市長は「地域に根付く祭りが非常に多いところ」を挙げた。秋祭りが盛んな播州地域にあって、春に行われる『北条節句祭』は900年続く伝統行事。毎年4月の第一土・日曜日に、2基の神輿と15の化粧屋台が市内を巡り一堂に集結する。「たいへん豪華な祭り。こうした伝統文化を継承していくことが、市の持続ある発展につながる」とした。その上で、2024年度から『次代へつなぐ伝統文化継承補助金』を創設し、伝統文化を維持継承する取り組みを支援していることを紹介。「今を生きる我々の責務。これが活力を呼ぶと考えている」と力を込めた。

加西市は、ふるさと納税の金額が兵庫県で1位。2023・令和5年度には約59億9200万円が納税された(総務省発表)。金額を押し上げている返礼品は、市内に本社工場を置くアラジンブランドのトースター。そのほか、栽培が盛んなぶどうやいちご、酒米・山田錦で作られる日本酒など、魅力的なラインナップとなっている。
”美味しい”トピックスとしては、近年、市内に有名ラーメン店が続々とオープンし、他府県からも人が集まり行列ができているという。店の情報は『加西ふーど記』のウェブサイトやマップにまとめられ、市内をめぐるのに便利。盛り上がりを見せている。
加西市にある兵庫県立フラワーセンターでは、3月15日から4月20日まで『チューリップまつり』が開かれる。高橋市長は「300品種14万本のチューリップは見ごたえがある。この季節は北条節句祭もあり、歴史、伝統の名所が豊富な加西にぜひ来てほしい」と呼びかけた。
※ラジオ関西『三上公也の朝は恋人』2025年2月19日放送回より




