神戸市、2025年度当初予算 20年ぶり2兆円超え「攻めの予算、新たな国際都市へ」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

神戸市、2025年度当初予算 20年ぶり2兆円超え「攻めの予算、新たな国際都市へ」

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新しい三宮図書館と神戸文化ホールが入るツインタワー1期ビル(中央)のイメージ ※画像提供・神戸市

 このほか、三宮駅前バスターミナル、神戸文化ホール・三宮図書館など都心三宮とウォーターフロントの再整備・開発に239億2600万円を充てる。

■神戸空港・国際化 
 2025年4月18日(金)から国際チャーター便が就航する神戸空港。週40便の就航で、韓国(ソウル)・中国(上海・南京)・台湾(台北・台中)のアジア5都市を結ぶ。

新ターミナルを含む神戸空港(完成予想図)※画像提供・神戸市

 新ターミナル運営費や空港アクセスの強化、神⼾空港と新神⼾駅間における⾃動運転バス(EV車)の実証実験などに34億600万円を盛り込んだ。

神戸空港・新ターミナル外観〈2024年11月20日撮影〉※画像提供・神戸市
神戸空港・新ターミナル内観イメージ ※画像提供・神戸市

 外国人観光客への対応として「手ぶら観光」を推進する手荷物預かりサービスや、観光情報サイト「Feel KOBE」の多言語ページ拡充、多言語観光案内AIチャットポットの導入など誘客施策に11億3400万円。

 チャーター便就航を踏まえたアジア向けのプロモーションとして▼韓国でのゴルフツーリズムの促進 ▼神戸観光局とMOU(観光促進に向けた覚書)を結んでいる台湾・桃園市と連携したセミナーなども実施する。

■⼦育て世帯の経済的負担の軽減
 市内の高校に通う生徒の通学定期券を全額補助。また市外高校への通学定期代の補助率も大幅に拡充する。そのほか⼩・中学校等における学校給⾷費の負担軽減や、低所得の⼦育て世帯への給付金の支給など、合わせて75億8800万円。

虐待死した男児が住んでいた集合住宅<2023年6月29日撮影 神戸市西区>

 また、市こども家庭センター(児童相談所)で受理した児童虐待相談を、リアルタイムで兵庫県警と共有するシステムを導入、整備するなどの「児童虐待防止対策」に1996万円を組み込む。
 2023年6月、神戸市西区で起きた当時6歳の男児の虐待死事件を受けての措置。

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