家づくりは“顧客から発信”の時代 背景にネット社会「より変わったことをしたいニーズ増加」と事業者 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

家づくりは“顧客から発信”の時代 背景にネット社会「より変わったことをしたいニーズ増加」と事業者

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 物価高騰の影響で住宅価格も上昇している昨今。家作りにおける大きな変化として、業者発信の家作りから顧客発信の家作りにかわってきている点が挙げられる。背景には、インターネットで様々な情報を顧客自身が収集できる環境がある。

家づくりも時代とともに変化
家づくりも時代とともに変化

 新築住宅の設計・施工、リフォーム工事など住宅関連事業を幅広く展開する株式会社ハイランド(兵庫県神戸市)の代表取締役、岩本愛一郎さんは「お客様側がいろんな知識を持っておられるので、よりいいものにしたいとかより変わったことをしたいというニーズが増えています」と話す。

株式会社ハイランドの代表取締役、岩本愛一郎さん
株式会社ハイランドの代表取締役、岩本愛一郎さん
株式会社ハイランドの外観
株式会社ハイランド

 特に新築住宅については「国の政策(2050年のカーボンニュートラル実現に向けた、住宅省エネ化への支援強化)の影響で、高性能の住宅を希望する人が多い」のだとか。物価や土地価格の高騰も相まって、住宅価格は高止まりしている印象だという。また、リフォームに対する補助金が本格的に始まった影響で、サッシの強化など高性能化の依頼が増加しているそう。

 岩本さんには、家を通して顧客の人生を豊かにしていきたい思いがある。同社の事務所も、木の香りが漂う自宅リビングのような空間だ。「ハイランド」という社名も、岩本さんがアメリカで家作りを学んでいたころにいた住宅地の名前で、非常にキレイな町だったことから社名に採用したという。

木の香りが漂う事務所内
木の香りが漂う事務所内

 どれだけ広くて充実した家でも、コスト面が悪ければ住む人の生活が豊かにならない可能性がある。“良い家”を提供するためにコストパフォーマンスは常に意識しているそうだ。岩本さんは、「顧客に寄り添いながら仕事を行う」との企業理念のもと「堅実に地元に密着することを意識して、今後もしっかり仕事をしていきたい」と語った。

株式会社ハイランドの代表取締役、岩本愛一郎さん(写真左)とラジオ関西パーソナリティの三上公也氏
株式会社ハイランドの代表取締役、岩本愛一郎さん(写真左)とラジオ関西パーソナリティの三上公也氏

※ラジオ関西『三上公也の朝は恋人』より

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