サッカー・J1のヴィッセル神戸は10日、2024シーズンまで在籍していたMF中坂勇哉選手(27)が、関西サッカーリーグ1部のFC BASARA HYOGO(FCバサラ・ヒョウゴ)に完全移籍することが決まったと発表しました。

徳島県徳島市出身、中学時代からヴィッセルのアカデミーで育った中坂選手は、2016シーズンよりトップチームに昇格し、同年に早速プロデビュー。強気なプレーと卓越した攻撃センスで、ルーキー時代や、三浦淳寛氏が指揮をとっていた2021シーズンで出場機会を増やしましたが、直近2シーズンでのJ1出場はなし。昨シーズン限りで15年プレーしたクラブとの契約が満了となっていました。
同じ兵庫県を拠点とするクラブで再出発を図る中坂選手は、FC BASARA HYOGOを通じてコメントを発表。「2025シーズンからFC BASARA HYOGOに加入することになりました、中坂勇哉です。自分を必要としてくれたクラブのために、結果で応えたいと思います。JFL昇格に向けて頑張りますので、応援よろしくお願いします!」と意気込みを述べています。
FC BASARA HYOGOは、元日本代表FW岡崎慎司氏(現、FC BASARA MAINZ監督)が理事をつとめ、将来的なJリーグ参入を目指すクラブ。今シーズンは中坂選手だけでなく、昨シーズンまでJ1のセレッソ大阪でプレーしていたGK清水圭介選手(36)を獲得するなど、J1経験者を補強して、関西リーグ制覇、そして、JFL(日本フットボールリーグ)昇格を狙っています。
