アンドロイドと共存、1000年後はどうなる?大阪・関西万博 石黒浩パビリオン「いのちの未来」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

アンドロイドと共存、1000年後はどうなる?大阪・関西万博 石黒浩パビリオン「いのちの未来」

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「ヤマトロイド」

 アンドロイドは中性的で、来館者と目を合わせてほほえむ。遠隔操作で視線を左右に動かしたり、おじぎをしたりするさまは、人間の動作そのもの。特にまばたきにリアリティーを感じることができる。

アンドロイドの動作は入念に研究
これまでのアンドロイドと異なり、膝がしっかり曲がるようにしつらえた

 また、3体の移動型ロボットが館内を案内する。

「ペトラ」ギリシャ語で“石かの意味を持ち、未来の人類と共存する道具としてのロボット。人類は古代、石と木を使い狩りの道具をつくって大きく進化。その原点に返り、石や流木、さらに神社の円鏡や禅寺の苔を材料にし、過去と未来をつなぐデザインを体現している。
「プニカ」ザクロの物語をモチーフにした生命感あふれるロボット。約2000年前ペルシャからシルクロード経由でアジアに伝わり、平安時代に中国から日本に伝来した赤い種の果実を持つザクロ。「プニカ」はその属名。

「パンジー」身体に植物の花粉をつけて受粉を助けるポリネーターのように、会場で来場者とつながり新しいコミュニケーションを促進する。建築家の磯崎新が設計、1970年大阪万博・開幕式で発表された伝説のロボット“デメ“のデザインを継承している。日本のロボットのエポックメイキング的なデザイン。

 石黒氏は、「人間は科学技術を使って成長、進化を遂げた。今度は自分たちで未来を創造し、デザインすることが現代に生きる私たちの責任。強大なテクノロジーを手に入れた現代人の使命でもある。来場者の皆さんが『自分はこういう未来を作りたい』と、未来について真剣に考えるきっかけになれば」と話した。


■アンドロイド公開の様子 ※映像撮影・ラジオ関西コンテンツニュース部


■バーチャルパビリオン トレイラー映像


■ダイジェスト動画

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