能登・輪島塗の大型地球儀「夜の地球」大阪・関西万博会場へ 被災地復興のシンボルとして | ラジトピ ラジオ関西トピックス

能登・輪島塗の大型地球儀「夜の地球」大阪・関西万博会場へ 被災地復興のシンボルとして

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 大阪・関西万博(4月18日〜10月13日 184日間)で、石川県輪島漆芸美術館に所蔵されている輪島塗大型地球儀「夜の地球 Earth at Night」が会場の中央に展示される。

輪島塗大型地球儀 ※画像提供・石川県輪島漆芸美術館

 経済産業省や万博を運営する日本国際博覧会協会が主体となり展示施設を整備する。
 地球儀は直径約1メートル、重さ215キログラム。輪島塗技術保存会が2017年から5年がかりで仕上げた。

 地球儀は、昨年(2024年)元日の能登半島地震でも奇跡的に無傷だった“復興のシンボル”。
 能登半島地震と奥能登豪雨という、二重被災からの復興の姿を世界各国に発信する。

「夜の地球 Earth at Night」展示イメージ ※画像提供・日本国際博覧会協会

 作品名の「夜の地球 Earth at Night」は、展示施設の名称としても使用し、伝統工芸の美しさや奥深さを伝え、災害や紛争に見舞われている地域の人々を勇気づける。

「夜の地球 Earth at Night」展示施設イメージ ※画像提供・日本国際博覧会協会

 設置されるのは、「大屋根リング」の内側で、中心に位置する「静けさの森」の近く。
 万博への参加を取りやめたイランがパビリオンを出展する予定だったスペースを転用し、政府が石川県、輪島市と連携して建物の内外装工事や運営体制の準備を進めている。

 万博への出展費用や運営費は通常、各主催団体が捻出することになっているが、輪島塗地球儀の展示については、被災自治体や輪島塗技術保存会などの負担を考慮し、政府や博覧会協会が費用を賄う。

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