58年前に撮影された「2歳の誕生日の1日」、亡き父が遺した8ミリ映像「なぜか泣けてくる…」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

58年前に撮影された「2歳の誕生日の1日」、亡き父が遺した8ミリ映像「なぜか泣けてくる…」

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長靴を履いて、お兄ちゃんの三輪車の後ろに乗る男の子(提供:@shouwanokazokuさん)

 その後、家に戻り家族4人でこたつを囲い、お父様からプレゼントをもらったり、お誕生日のケーキを食べたりと、ゆったりと流れる平和な誕生日の夜が映し出されます。バナナを食べている男の子の頭を撫でる、優しい表情のお父様の姿も撮影されていて、両親の愛情が伝わってきます。

頭を撫でる姿に、言葉では表せない愛情が伝わります(提供:@shouwanokazokuさん)

 飛行機やプラレールをお兄ちゃんと一緒に楽しむ男の子。最後はパジャマ姿でお母様に抱かれ、バイバイと手を振り、寝室へと向かっていく姿で動画は締められました。

嬉しそうに手を振り、お母様に抱かれる男の子(提供:@shouwanokazokuさん)

 昭和の家族を映し出したノスタルジー感溢れる映像に、多くのコメントが寄せられました。

「涙が出てきますね。素晴らしい映像です。この日を記録に残そうという愛が、溢れる気持ちがめちゃくちゃ伝わってきます」
「素敵なお父様。とても大切な一日をずっと残しておきたい気持ち、とても共感できます」
「なんだかもう、愛が溢れてて泣きそうになりました。これこそプライスレスな宝物」
「日本の宝のようなフィルムですね!」
「投稿を見て、子どもたちを大事にして、親との楽しい思い出をたくさん残してあげようと思いました。ありがとうございます」

 動画を投稿した@shouwanokazokuさんに、話を聞きました。

ーー『2歳の誕生日』を撮影し続けたという、この動画を見つけたとき、どのように感じられましたか?

「私は4歳以前の記憶がほとんど無く、半世紀ぶりに見ることになった、この頃の写真や8mm映像は、初めて見る感覚でした。この動画は撮影年しか書かれていなくて、誕生日の朝から寝るまでの様子を撮影したものとは知らず、ただ可愛いなあ、こんなんだったんだなあ、と見ていました。

後に、写真アルバムの父の記録で、1日の様子を撮影したことを知りました。母に怒られながらも、高価なカラーフィルムを使ってまでも、我が子の成長記録を残したかった父の思いを知り涙が出ました」

ーー愛情溢れるご両親の姿に、多くの反響が寄せられました。@shouwanokazokuさんにとって、当時のお父様とお母様はどのように映っていましたか?

「我が家は昭和43年に引っ越しをして、私はそれ以降の記憶しかありませんでしたので、この4歳までの、この家での暮らしの記録が、そこに写っている父も母も新鮮な感覚でした。特に母は口やかましく、どちらかといえば怖い存在でしたが、ここに写っている母の姿を見て、母の育児日記を読んで、ちゃんと育ててくれたんだなと感じました。

父は、誰も見ない写真やアルバムをこんなにも残して、子どもたちのことを本当に愛していたんだなぁと思いました」

御馳走を囲い嬉しそうなご家族(提供:@shouwanokazokuさん)
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