大阪・関西万博の開催に合わせて展開される、兵庫県そのものをパビリオンに見立てた取り組み「ひょうごフィールドパビリオン」。そのうち神戸市内で行われる「こうべフィールドパビリオン」では、地元の方々がつくった40を超えるプログラムが認定されています。
その中から今回は、六甲山、摩耶山のプログラムを紹介します。
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◆六甲山の植物や生き物に触れ、山の伊吹を体感
六甲山にある神戸市立森林植物園では、植物や生き物の講座や体験プログラムが一年を通じて開催されています。
園内はカワヅザクラ・カタクリが見ごろ。4月に入るとヤマザクラ、ソメイヨシノなど10数種のさくらが咲いて春爛漫の装いです。
4月13日(日)までは、「森のさくら 早春の花々」と題したイベントが開催されています。また、毎週日曜の午前10時半と午後1時半の2回、案内ボランティアと園内を散策する「森林ガイドツアー」も実施されています。山の伊吹を感じながら春を楽しんでください。




さらに、3月30日(日)には、森林植物園では初のアウトドアイベントも。ハイキングに登山、トレイルランニングなど、アウトドアアクティビティに欠かせないのが、シューズやウェア、テントといったアウトドア用品。このたび行われる「Mt.Rokko Outdoor Session 2025」では、そんなアウトドア用品のメーカーが集まり、展示・販売・講習会を実施。アウトドア限定のフリーマーケットも開かれます。フードブースには六甲山麓でお店を構える、アウトドア好きな飲食店が勢ぞろいします。


【六甲山の森林を体感するガイドツアー「森林で学ぼう! 遊ぼう! リフレッシュ! 神戸市立森林植物園体験プログラム」】
◆摩耶山に残る「廃墟の女王」へGO!
「廃墟の女王」といわれ、年月のままに朽ちる印象的な姿が人気の「旧摩耶観光ホテル」、通称マヤカン。
その南斜面には1938(昭和13)年の阪神大水害の復旧工事でつくられた治山施設がいまも残っています。
六甲治山事務所は、そんな摩耶山の「遺産」たち……まさにマヤ遺産を、観光と防災の2つの側面からめぐるツアーを実施します。
先日も開催されましたが、定員を上回る応募があって大変人気だったそうです。次回は秋口の開催ということでぜひチェックしてください。




【神戸にマヤ遺跡!? “廃墟の女王”&治山遺構体験「旧摩耶観光ホテル×治山遺構ツーリズム」】
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どれも気になるものばかり! 詳しくは、「こうべフィールドパビリオン」のホームページに掲載されています。この機会に、神戸のまちの再発見に出かけましょう!