大阪・関西万博の開催に合わせて展開される、兵庫県そのものをパビリオンに見立てた取り組み「ひょうごフィールドパビリオン」。そのうち神戸市内で行われる「こうべフィールドパビリオン」では、地元の方々がつくった40を超えるプログラムが認定されています。
その中から今回は、神戸でSDGsに触れる3つプログラムを紹介します。
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◆ホテルで味わう「サスティナブル・シーフード」
『世界一の朝食』が看板メニューとなっている「神戸北野ホテル」の総料理長・総支配人を務める山口浩(やまぐち・ひろし)シェフが絶賛するのが、明石浦漁港で伝わる活け締めの技「明石浦〆(あかしうらじめ)」です。
この匠の技を世界に発信しようと、神戸北野ホテルは今年6月にフランスやアメリカから有名シェフを招待しますが、このツアーと同じ見学プログラムが、6月半ば以降に開催される予定です。もちろん食事は、神戸北野ホテルで。一品としてサイズが小さいなどの理由で買い手がつかなかった未利用魚を活用した「サスティナブル・シーフード」をいただきます。見て・食べて、豊かな海を守る大切さを感じるツアーに注目です。


◆神戸に残る日本の原風景へハイキング
日本の原風景に触れられるハイキングも行われます。
新しい旅を提案する神戸の企業、株式会社ミックウェアが、山と神社と茅葺屋根が今なお残る、日本の原風景をめぐるハイキングを実施します。
行先は、三宮から30分、神戸市北区です。茅葺屋根が残る下谷上農村歌舞伎舞台、1000年前に建てられた六条八幡宮(ろくじょうはちまんぐう)、そして淡路島を望む丹生山(たんじょうさん)に登ります。
100年後の子どもたちに残したい、神戸にある日本の原風景を見に行きましょう!


◆先進技術を取り入れた人工芝でプレー
最後に、スポーツを通じたSDGsのスポットです。
人工芝のコートは強い日差しを浴びるとアスファルトよりも温度が上昇する問題があります。そこでいま海外で進んでいるのが、コートの地下に雨水をためて気化熱で人工芝を冷やす方法です。この技術を取り入れた日本初の人工芝コートが神戸市西区にあるんです。
SDGsな人工芝コートで実際にプレーして、気候変動や夏場もスポーツを楽しめる環境づくりについて考えてみませんか。詳しくは一般社団法人 Meister(マイスター)にお問い合わせください。

【日本初!エコな人工芝でスポーツはもっと楽しめる「SPORTS FOR CLIMATE ACTION〜雨水循環型スポーツピッチの取り組み〜」】
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どれも気になるものばかり! 詳しくは、「こうべフィールドパビリオン」のホームページに掲載されています。この機会に、神戸のまちの再発見に出かけましょう!