招聘されたアーティストは、一定期間の滞在中に皮革の製造・加工の工程などを見学、そこから生まれたインスピレーションをもとに新たな作品を誕生させるのだそう。
Season1の展示では、陶芸家の金井悠氏と美術家の澁木智宏氏が参加。製造工程で出る革の繊維くずを使った作品を発表し、従来の革のイメージを覆す新たな可能性を提示しました。


現在進行中のSeason2では、建築家・原良輔氏とダンサー・浅川奏瑛氏のユニットが、生皮(きがわ)を活用した照明や空間デザインに挑戦しています。「こうした新しい視点が、伝統産業に新たな価値を生み出していく」と中島さんは期待を寄せています。
「アートを通して姫路レザーの魅力を全国に発信し、何度でも姫路に足を運びたくなる場所にしたい」と話す中島さん。目下の目標は、姫路を“新しいアートが生まれる拠点にすること”だと意気込みを述べ、番組をしめくくりました。
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伝統と革新が交差する姫路で、皮革とアートがどんな未来を生み出すのでしょうか? 中島さんの挑戦にますます期待が高まります。

※ラジオ関西『ヒメトピ558』2025年3月21日、28日放送分より



