

メインホールにある囲炉裏を囲んで、館長副館長夫妻にお話を聞くことができるのもこの美術館の醍醐味。
「盲学校の生徒さんが修学旅行で来られて、はじめて美術館や美術を楽しいと思えたと言ってくれてうれしかった」
「最初は指1本でおそるおそる触れるような子も、最後は両手で触るようになって、最後は積極的に私の手を引いて『これはなに?』と聞いてくるようになる。さわることで好奇心がパッと花開くような瞬間があるんだと思う」
これまで来られたお客さん一人ひとりの体験を愛おしむように話す夫妻に、ウラリエさんも感激。

展示室の一角には真っ暗な部屋の中で彫刻作品を手でさわって鑑賞できる「ブラックルーム」も。この部屋の中で飲み物を飲むと、いつもと違う味がするという人もいるのだとか。普段、いかに私たちが視覚に頼って生活しているかを実感することができます。
ほかにも彫刻を中心に仏像や絵画などさまざまな作品があり、コンパクトながらも見どころはたくさん。「手袋なしで素手でさわることができるから、いつも以上にいろんな発見がありました。山の上の空気や景色も楽しむことができてパワースポットだなって思いました。めっちゃ元気がもらえた!」とウラリエさんも大満足。
新たな発見にあふれた、六甲山の上美術館さわるみゅーじあむ。ぜひ皆さんも体験してみてください!
※ラジオ関西『Clip』金曜日より





