サッカー元日本代表で、昨シーズンまでヴィッセル神戸でプレーしていたMF森岡亮太選手(33)が、31日、現役引退を発表しました。

京都府城陽市出身の森岡選手は、卓越したパスセンスなどが持ち味のゲームメーカー。京都・久御山高校を経て、2010年からヴィッセルでプロ入りし、ルーキーイヤーにJ1デビュー。その後、チームの主軸に成長したクリムゾンレッドのファンタジスタは、2014年に日本代表入りも果たします。
2016年からは海外にわたり、ポーランドやベルギーでプレー。ベルギーの古豪・シャルルロワでは約5シーズン半を過ごし、中心選手として奮闘しました。
そして、昨年夏、8年半ぶりにヴィッセルへ復帰。天皇杯ではゴールを決めるなど存在感を示しましたが、J1リーグ戦での出番はなし。AFCチャンピオンズリーグエリート 2024/25のリーグステージ第6戦、浦項スティーラーズとのアウェイ戦で途中出場したのが現役ラストゲームとなりました。今シーズンのヴィッセルのメンバーリストに名前はなく、去就が注目されていました。
森岡選手はヴィッセルを通じて、次のようにコメントを発表しています。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
◆森岡亮太選手
「このたび、2025年3月31日をもちまして、サッカー選手としての現役生活に区切りをつけることを決断しました。
高校卒業後からの6年間、そして現役最後となった半年間、ヴィッセル神戸の選手としてプレーできたことは、自分にとってかけがえのない時間でした。
ラストシーズン、自分にとって最後のホームゲームとなった天皇杯準々決勝で得点を決められた瞬間は、きっと一生忘れません。
そして、試合後にスタンドから響いた自分のチャント。あのときの光景と音は、今も心に焼き付いています。
これまで応援してくださった全ての皆さん、本当にありがとうございました。
皆さんの声援が、僕を支え、成長させてくれました。
サッカーを通じて、たくさんの出会いと学び、そして喜びを得ることができたことに、心から感謝しています。
これからの人生でも、このサッカー人生で得たすべてを大切にしながら、新たなチャレンジに向かって進んでいきます。
本当にありがとうございました。森岡亮太」