「献血」には種類がある? 何歳から協力可能? 血液型知らなくても大丈夫? センター職員が回答

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 病気やけがで輸血を必要としている人のために血液を提供し、「命を繋ぐボランティア」とも呼ばれる献血。近年では献血ルームや献血バスの存在もひろく知られるようになり、若い世代でも協力の輪が広がっているといいます。

 しかし、献血の実施条件や献血の仕組みなどについて「興味はあるけれどよく知らない」という人も多いのではないでしょうか。そこで、兵庫県赤十字血液センター職員の太田恵利花さんに“献血に関する基礎知識”について聞きました。

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ーー献血には種類があるのですか?

 献血は主に2種類に分かれています。採血した血液をそのまま全て使用する「全血献血」と、採血した血液から特定の成分のみを取り出す「成分献血」です。

【全血献血】200mLと400mLの2種類があり、協力者の体の大きさや年齢、本人の意志に基づいてその量を選択することができます。

【成分献血】「血小板成分献血」と「血漿成分献血」があり、成分採血装置を使用して特定の成分だけを採血し体内で回復に時間のかかる赤血球は再び体内に戻す方法です。

ーー献血ができる年齢は決まっていますか?
 
 安全を考慮して、種類によって異なる年齢制限を設けています。例えば、全血献血の200mL献血は16歳から、400mL献血は男性17歳以上、女性18歳以上の方からご協力いただくことが可能です。つまり、概ね高校生の方からご協力いただけます。

性別や年齢などによって、献血可能かどうかの指標が事前に用意されている(イメージ)

ーー血液型が分からないと献血はできない?

 できます。最近の若い世代には、ご自身の血液型を知らない方も多いです。献血にご協力いただく前に少量の採血をし貧血の心配がないかどうかを確認するのですが、そのタイミングで血液型も検査を行います。

ーー採血された血液は、その後どうなりますか?

 まずは血液センターに運ばれ、血液型検査や感染症予防のための抗原・抗体検査、献血後にお知らせする生化学検査などを行います。その後、様々な検査を経て輸血用の「血液製剤」となり、医療機関などを通して病気の治療や手術などで輸血を必要とする患者さんのもとへ届けられています。

献血された血液は複数の検査を経て患者へ届けられる(イメージ)
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