日本国際博覧会協会は3日、大阪・関西万博(4月13日開幕)で展開する次世代の移動手段「空飛ぶクルマ」の運航スケジュールを公表した。
3陣営の計4機がそれぞれ会期中に期間を限定して、客を乗せない“デモフライト”を実施する。
いずれの運営事業社も運航しない期間があり、来場してもその姿を見られない日があることが判明した。

デモフライトを実施するのは、▼ベンチャー企業・スカイドライブ(愛知県豊田市)▼丸紅▼ANAホールディングスとジョビー・アビエーション(アメリカ)の3陣営。

スカイドライブは開幕日と7月中旬から約1か月半、ANA陣営は9月下旬~万博閉幕(10月13日)にそれぞれ周回飛行や2地点間飛行を実施予定。
丸紅は、開幕日~7月中旬にかけて、7~10日程度連続して運航する期間を計4回、また10月上旬からも約2週間運航する。
日本航空と住友商事の合弁会社「ソラクル」(東京都)は運航を断念し、実物大の模型を展示する。

空飛ぶクルマは当初、4つの企業陣営が運航を計画し、各陣営は来場者を乗せた商用運航を検討していた。ただその後、デモフライトに切り替わった経緯がある。
日程の詳細は、博覧会協会がホームページなどで公開する。





