野球の「さわかみ関西独立リーグ」は2025年シーズンが開幕。4月5日(土)には兵庫に本拠地を置く2チームが対戦し、兵庫ブレイバーズ(三田市)が姫路イーグレッターズ(姫路市)に4-2で競り勝ち、白星スタートを切った。
三田市の神姫バスキッピースタジアムで行われた一戦は、ホームの兵庫ブレイバーズが1回裏に1点を先制。5回表に2点を奪われ、一時は逆転されるも、6回裏に、2度の押し出し四球を含む3得点で勝ち越した。


兵庫ブレイバーズの川崎大介球団代表は、「開幕戦を白星でスタートできて本当に良かった。試合運営を含め、さらに盛り上げていきたい」とコメントした。
敗れた姫路イーグレッターズの海田智行監督は「勝敗は紙一重だった。抑えるべき場面で抑えられるかどうか、そして欲しい場面で一本が出るかどうかが勝負の分かれ目だった。今日の試合でアピールできた選手を今後も積極的に起用していきたい」と語った。
「さわかみ関西独立リーグ」は今年で12年目。現在、兵庫、姫路とともに、大阪に2チーム(大阪ゼロロクブルズ=東大阪市、堺シュライクス=堺市)、和歌山に1チーム(和歌山ウェイブス=田辺市)の計5チームで、近畿地方を中心に活動を続けている(※淡路島ウォリアーズは今年から準加盟扱いで、現在は休部状態)。


運営法人である一般社団法人関西独立リーグ(代表理事:矢白木崇行)は、「野球で生きていくという覚悟と志を持つ若者に、トップリーグを目指す機会を提供する」ことをミッションに掲げており、地域密着型の球団運営、選手の夢の実現、人材育成の3点を活動の柱としている。
同リーグは2025年シーズンから一般社団法人日本独立リーグ野球機構(IPBL)への加盟が決定しており、新たなステージでの展開にも注目が集まっている。
※取材・文・写真=黒川良彦

◆関西独立リーグ選抜、オリックスに惜敗
なお、8日には、さわかみ関西独立リーグ選抜チームがプロ野球・オリックスと交流試合を非公開で実施。結果は0-4と敗れたが、チームは安打数で上回るなど、手応えのある試合になったようだ。兵庫ブレイバーズからは4選手、姫路イーグレッターズからは海田監督と4選手が参加している。
・さわかみ関西独立リーグ 公式HP
・兵庫ブレイバーズ 公式HP
・姫路イーグレッターズ 公式HP
・日本独立リーグ野球機構 公式HP





