神戸市は、市営の公共交通機関の時刻表や、子育ての助成金や手当に関するお知らせなど、さまざまな情報を発信するツールとして、2019年からスマートフォンアプリ「LINE」の公式アカウントを運用しています。LINEでの発信に力を入れる現状について、市の広報担当者に話を聞きました。

神戸市のLINE公式アカウントが発信する情報は多岐にわたります。知りたい情報をわかりやすく配信するため、画面下部にはメインメニューが表示され、『おでかけKOBE』『ごみ』『市バス・地下鉄』などの項目が並びます。

神戸市に限らず、どの自治体でも課題となっているのが、「ブロックされると届けたい情報も届かなくなる」ということ。そのため、「登録者を増やすことと同じくらい、ブロックされないようにという点に最も注力している」といいます。
ブロックされないための方法として、一人ひとりに合わせた情報だけを通知できるよう、受信設定機能で必要な情報のみを通知するようにしているそうです。
さらに、X(旧:Twitter)を中心に発信している『災害』に関する情報発信について、LINEの受信設定項目にも追加する予定。これにより、今後、警報情報や土砂災害警戒情報などをLINEで即時に配信するようになるとのことです。
情報を発信するだけでなく、道路・公園に不具合を見つけた際に通報する機能もあります。現在、年間で4500件ほどの通報があり、安全なまちづくりに役立っているそうです。4月からは、イノシシやアライグマなどの野生動物、クビアカツヤカミキリなどの外来種を見かけた場合の通報も可能になります。


神戸市広報戦略部の奥田さんは、「神戸市の公式LINEには、いろいろな機能がどんどん追加されています。欲しい情報を選べるので、これを機にぜひ登録をお願いします」とコメント。同じく広報戦略部の藤田さんも、「一緒に神戸をいい町にしていきましょう。よろしくお願いします」と呼びかけました。

※ラジオ関西『サンデー神戸』より
(2025年3月30日放送)
◇『サンデー神戸』
【番組HP】
【アーカイブ記事】
