子どもに夢と笑顔を育む 「ひょうごこども万博」 地域とつながる体験型イベントで成長を実感 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

子どもに夢と笑顔を育む 「ひょうごこども万博」 地域とつながる体験型イベントで成長を実感

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 様々な体験を通じて子どもたちに夢を育んでもらおうというイベントが、兵庫県内で行われています。

 これは、大阪・関西万博を機に、子どもたち自身が自分の夢や可能性を発見し、その成長を家族で実感することを目的として催される「ひょうごこども万博」です。

 大阪・関西万博の開催に合わせて展開されている、兵庫県そのものをパビリオンに見立てた取り組み「ひょうごフィールドパビリオン」の一環として行われる同イベント。県内各地で4月から半年にわたって5会場で催されますが、その第1弾、4月19日(日)、洲本市の「S BRICK」(旧鐘紡工場跡赤レンガ倉庫)で開催された様子を取材リポートします。

 会場には、地元の親子連れや観光客など、1200人以上が来場。小学生を対象にした「夢スピーチコンテスト」では子どもたちが自分の未来について発表しました。また、小さい子どもたちが思い思いに夢の絵を描いて楽しむ様子も。さらに、「こども縁日」では、子どもたちが店長となり、射的や輪投げ、ヨーヨー釣りなどの接客を担当。その中では、地元企業も協力し、淡路島の伝統産業である「吹き戻し」や「淡路瓦」の体験ブースも登場しました。

 淡路島で吹き戻しの製造を行う株式会社吹き戻しの里の村田晋二社長は、「主に子ども向けの商品を作っているのに実際の子どもさんと向き合うことが少ない、よい機会になった」とコメント。

 淡路瓦工業組合の竹澤英明専務理事は、「子どもたちが親子で楽しそうに瓦に触れているのを見るのは懐かしく嬉しい」と目を細める様子もありました。

 会場には、洲本警察署や淡路広域消防の車両、陸上自衛隊の高機動車も展示され、実際に車両に乗り込み写真を撮ってもらう子どもたちでにぎわいました。陸自の担当者は「子どもたちの将来の職業として、この日本を護(まも)るという自衛隊という仕事を選んでもらうきっかけになれば」と話していました。

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