シンガーソングライターの近藤夏子が、自身がパーソナリティーをつとめるラジオ番組『Clip』で、GOING STEADY(ゴーイング・ステディ)の魅力を独断と偏見で語った。

ゴーイング・ステデイ(以下、ゴイステ)は、1999年にインディーズからアルバム『BOYS&GIRLS』をリリース。モンゴル800とともに“青春パンク”の中心バンドとして活動していたが、2003年1月、全国ツアー直前に突如解散を発表。短い活動期間ながら、10〜20代の若者の支持を集めたカリスマ的存在である。
そんなゴイステの魅力を語るのに、近藤がピックアップしたのは2001年7月リリースのアルバム『さくらの唄』。
「ゴイステで青春を送ってきた」と話す近藤は、『グレープフルーツムーン』『佳代』『もしも君が泣くならば』などの収録曲を挙げつつ、『BABY BABY』を選曲。同曲を聴きながら、「“バンドでやってます!”という感じ。(ほかの音を)足していない」とその魅力を熱弁した。
近藤が「どうしてももう1曲聴きたい!」とのひと言とともに選んだのは、楽曲『愛しておくれ』だった。
「愛しておくれ」と「ララララ」という歌詞だけで構成されたサビはもちろん、ほかのパートの歌詞もシンプル。「愛しておくれ」と同じメロディで歌われる点もポイントで、「とにかく頭に残るメロディ」と評した。

※ラジオ関西『Clip月曜日』4月28日放送回より