江崎グリコはこうした中、マメ科の落葉樹「ネムノキ」に、加齢性疾患の原因となる老化細胞を除去する作用があることを実証し、今年(2025年)4月、国内初の特許を取得した。

ネムノキは日本のほか、イランや中国などにも分布しており、古くから花と皮をお茶として飲む習慣がある。
同社が保有するデータから、特に食品への適合性がある約6000種類もの候補を挙げ、ヒトの培養細胞を使った試験を行った。
その結果、ネムノキの花の部分が、正常細胞に比べて9.8倍の効率で老化細胞を除去することがわかったという。
加齢に伴う老化の進行には個人差があり、ライフスタイルによっても変化する。
これらの研究内容は、大阪・関西万博内の「大阪ヘルスケアパビリオン」で『細胞ケア研究所』として出展。
来場者はタッチパネルで体験しながら学べる。



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