大阪・関西万博(大阪市此花区・夢洲)の「大阪ウィーク~春~」の一環として、『上方伝統芸能公演(能楽・人形浄瑠璃文楽・歌舞伎)』が5月10日、EXPOホール「シャインハット」で上演された。


来場者は、上方伝統芸能のハイライトといえる能楽、人形浄瑠璃文楽、歌舞伎の演目をひとつの舞台で堪能した。


近世に流通などの中心地として栄えた大阪(当時は大坂)では、その経済的な繁栄を背景に、自由と進取の気質に富む町人層が中心となって豊かな「上方芸能文化」が生まれた。


そこで人形浄瑠璃文楽をはじめとした芸術が生まれ、継承されてきた。エンタテインメント性があり、観客を楽しませることを第一とした姿勢が今も息づいている。


このうち、人形浄瑠璃文楽、歌舞伎は、伝統芸能の分野でユネスコ無形文化遺産に登録され、海外でも評価が高まっており、大阪・関西万博でもその魅力を発信した。

