大阪・関西万博のイタリアパビリオンで5月18日、ルネサンス期の彫刻家・ミケランジェロ(1475~1564年)の傑作『キリストの復活』が公開された。

閉幕日の10月13日まで展示される。
日本での展示は2017年、東京での巡回展示以来2度目。


若きキリストが十字架から降ろされた後の様子を表現した『キリストの復活』。
ローマの「サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会」に設置させるため、ミケランジェロが友人から制作を依頼されたという。
その後、キリストの左の頬に黒い大理石の筋が現れたため放棄され、1600年代になって売りに出された。1618〜19年にかけてバロック時代の彫刻家・ベルニーニが完成させたとされている。

ふだんは首都・ローマがあるラツィオ州バッサーノ・ロマーノの「サン・ヴィンチェンツォ・マルティーレ教会」に所蔵されている。

イタリアパビリオンは、週替わりで国内各州の魅力を発信、一部の展示も入れ替えている。像はラツィオ州のテーマウィークが始まるのに合わせて展示するため、5月7日にイタリアを出た。






